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反省文(2)。

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写真叢書シリーズでお馴染みの、青弓社のHPを見ていました。今月の下旬、森山さんの著書、『写真との対話』と『写真から/写真へ』が、合本として再刊されるようです。詳細はこちら。

「どうして増刷しないのかなぁ…..」と不思議に思っていたのですが、そう言うことだったのですね。しかも、旧版の写真をすべて差し替えるとか。できることなら、雑誌掲載当時の写真を、初出通りに漏らさず載せて欲しいものですが……。

以前、「血肉ある言葉(6)」にも書いたのですが、2冊とも、3年前に入手して、既に手元にあります(当時は新刊で手に入る状態でした)。ですが、未だに通読していません。端的に言えば、読むのが恐いのです。

その理由は、以前にも書いたとおりです。言いしれぬ感動に酔いしれたあとに待ち構えているのは、恐ろしいまでの絶望感です。つまり、写真について、私が語れることなどなにひとつ無く、とっくの昔に言い尽くされていた、という…..。当然と言えば当然なのですが(笑)

もちろん、それでも、読まずにいられないのです。

さて、引き伸ばしの成果の2回目です。紙に焼いて見ることと、モニターで見ることと、その質感のあまりの違いに、いまさらながら驚いています。スキャンしてデジタル化したものを眺めていると、なんてスカスカなんだろう…..と(このさい、写真の巧拙は無視して下さい)。

また、パンクロ・ペーパーと、モノクロ・ペーパーとでは、同じ3号紙でもまったく違う気がしました(今回、掲載したのは4号紙によるものですが、ほかに3号紙も試してみました)。それが紙のせいなのか、カラー・ネガとモノクロ・ネガの違いに因るものかは判りませんが、明らかにパンクロの方が軟調です。かえすがえすも、パンクロ4号紙の生産終了が悔やまれます。

実は最近、モノクロ・ネガフィルムの使用量が増えつつあります。「カラーで撮れるものを、何故、わざわざ白黒で撮らねばならぬのだ」、などとほざいていましたが、気が付けば、ついついTri-Xばかりを買っています(笑)。

(つづく)

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Comments:4

io 06-05-09 (Tue) 20:14

最後の三行の記述について。
カメラにカラーフィルムを入れた場合とモノクロフィルムを入れた場合で撮るときの高揚感や気持ちの持ち方は僕の場合確実に違っていきます。

さらにいうとTriXと入れたときとneopan1600でも変わってきます。

さらに突っ込むと、カラーでもネガとポジでキンチョー感が変わってきます。

M.Niijima 06-05-09 (Tue) 20:28

ふふふ。おもしろくなってきましたね。
こちらの昨日のエントリーを読む前にlight with shadowのほうから見せていただいたので、おお!やった!コントラスト強くなりましたね!って早合点してしまいました。4号紙でしたか。
さてパンクロ印画紙と黒白印画紙のコントラスト。フジ・パンクロとフジブロ3号ですが、コントラストを規定するISOレンジは同じ値であることがデータシートからうかがえます(フジのサイトからダウンロードできますよ)。感度はパンクロのほうが高いです(だから、より暗いセーフライトが必要)が、特性曲線も互いによく似ています(若干ハイライト部のキレはフジブロのほうがあるかもしれません。あくまでグラフ上でね)。ですから同じ号数でのコントラスト差はネガが原因であると想像しています。やはりC41処理は軟調になるのではないでしょうか。
あと昨日のエントリーでのピーカン写真の難しさ。ピーカンすなわち被写体輝度差が大きいのですよね。ネガ上のコントラストが強くなっていますので3号、さらには4号紙では焼きにくいでしょうね。2号紙の用意はあるのですか? または紙を号数ごと揃えるのに不便を感じるならば(現状パンクロでは無理ですが)多階調紙+多階調フィルターを選択するほうが経済的かもしれませんです。
あとは紙の号数に(または多階調のとあるフィルターに)合わせるネガづくりを開始する。すなわち自分で現像するのが紙とのマッチングに関しては一番かと、思いますです。といってもネガが安定するまで時間はかかりますけれど(と脅かしつつ)さらに楽しくなりますよ。

mimi 06-05-09 (Tue) 21:39

こんばんは、
絞りの位置によってコントラストが見た目で分かるか?ということですが並べて見ると分かるという程度です。もちろん同じ濃度にするためには露光時間は変わります。写真を撮る時と同じことですね。f8、1/125とf11、1/60と光の通過する量が同じようにただし印画紙は平面なのでボケ味は関係なし(笑)
1枚だけ見せて絞り値がいくつかなんては分からないと思います。それよりフィルムのコントラストの違いのほうがはるかに印象が変わります。
先のコメントM.Niijimaさんがおっしゃる通り自分に合った濃度のネガを安定して作ることがプリントを決めます。プリント時に露光時間や焼きこみ、覆い焼きなどのテクニックを使っても全体のバランスはフィルム現像時(撮影時も含め)に決まってしまうといっても過言じゃないでしょう。
拙文ですが僕のサイトの暗室雑記というコーナーにフィルムや印画紙のコントラストの違いやコントロールの考え方など書いています。少しは参考になると思います。

marmotbaby 06-05-11 (Thu) 22:43

>みなさま
返信が遅くなってすみませんでした。

>ioさん
Tri-Xの語源に関する記事、興味深く拝読しました。ぼくもてっきり、「無限に挑戦!」という意味かと思っていました(恥)。
1600もお使いになるんですね。しかし、晴天のとき、GRに1600を詰めても大丈夫なものですか? たしか、GRのシャッタースピードは1/500まででしたよね…..?

>M.Niijimaさん
詳細な情報、ありがとうございました。なるほど、数値的な印画紙の特性は非常に似通っているのですね。セーフライトはフジの指定しているものを使っています。ですから、モノクロ印画紙を使うときは、いちいち付け替えています(パンクロ用のガラスでモノクロを焼くことはできるのかもしれないのですが、念のため、付け替えています。それにしても、モノクロ用のガラスの明るいことと言ったら…..)。
当面は、あれこれ条件を変えずに、4号紙を焼いていこうと思っています。今日の記事にも書いたのですが、さしあたり、いまの私に必要なことは、ネガの濃さと必要な秒数の基準値を作ることかな、と。そして、焼き込みのテクニック。私にとっての「1合目」がなんなのか、やっと見えた気がします(笑)。

>mimiさん
拙い質問に丁寧にお答え頂き、本当にありがとうございました。「並べて判る違い」と言うのは、実は大きな違いですよね(特に、本人にとって)。なんだか、そんな気がします。できれば、引き伸ばしを勉強する中で、他の方の写真を観る眼を培いたいものです。
実は「暗室雑記」は、ちょくちょく拝読していました。引き伸ばしを始める以前、予備知識を入れるつもりで拝読していたのですが、実際に試してみて、はじめて判ることが多いです。今後ともよろしくお願い致します。

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