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ちでじ?

  • May 28th, 2006 (Sun) 17:37
  • 電視

Oki0048

“県庁所在地”の強味でしょうか、この土地でも、今秋から「地上デジタル放送」が始まるようです。新聞や広報、テレビのCMなどで、その宣伝を見かけることが多くなりました。しかし、私自身はもちろん、周囲でも、さほど関心は無さそうです。

意図的な買い換え需要の創出による景気浮揚策という以外、そのメリットが良く判りません。もしかすると、個人が体感できるほどの好景気を、間接的にもたらしてくれるのかもしれませんが……。

たまさか出かけた電器店で、High-Vision対応のテレビとやらを眺めていました。確かに綺麗です。ただ、地上波のチャンネルに切り換えた途端、干支がひとまわり以上している我が家のテレビよりも見にくい画質になってしまいました。そのままそこを離れるのは、電器屋さんに悪いので、元のチャンネルに戻しておきました。

地デジのメリットは「高画質」と「双方向性」と「マルチ画面」だそうです。

しかし、築40年近い集合住宅の居間に、シアターのような高画質は不要です。そこに5.1chサラウンドをくっつけたら、近所迷惑で放り出されてしまいます。なにより、「どこぞの誰か」もビックリの耐震強度ですから、倒壊の危険さえ招きかねません。

いっぽうの「双方向性」にしても、あまりクイズ番組を観ないのでピンと来ません。ましてや、嬉々として参加することも無いと思います。討論番組にしても、寄せられたメールや電話やファックスが世論を変えたという話も聞きませんから、予定調和の中にひたすら黙殺されるゴミを集積することにしかならないのでは…..。

なにより「双方向性」という謳い文句の中に、我々の視聴行動を漏らさず吸い上げる仕組みが完成することの方が鬱陶しい。その志向を分析された挙げ句、どのチャンネルでも「私好み」の商品をPRするCMが流れはじめるのかと思うとゾッとします。

ましてや、画面を二分割して私がニュースを、カミさんが映画を、その下の小窓で子どもが「ピタゴラスイッチ」を観ていたとしたら……。とりあえず、そんな家族は願い下げです。

実は、この土地には、民放が3局しかありません。地デジになると、チャンネル数も一気に増えるのかな….?

技術的な課題や、思ったほど普及が進んでいないという「問題」は、チラホラ耳にします。しかし、特にその「双方向性」の「実態」が何なのか、ほとんど知らされていませんし、また、その「問題」に触れた言葉に出会うこともありません。個人的に関心があるのは、そうした技術の変化によって、どのような「質の変化」が生じるか、なのですが…..。

もしかすると、Broad Castは「公器」としての役割を放棄しようとしているのでしょうか。あるいは、とっくに放棄していたと考えるべきでしょうか……。

Oki0050

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[...] テクノロジーの…..仮にそれを「進歩」と呼べば、の話ですが…..進歩に対して、私はいつもこうした懸念を抱えてきたように思います(参考記事:「正しい過ち」「ちでじ?」)。そんな調子ですから、未だに携帯電話を持つ気になれないのかも知れません。 [...]

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