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記憶のインデックス。

  • November 21st, 2005 (Mon) 14:28
  • 思惟

Mat0023

夜の11時40分です。時差ボケを調整せんと、さきほどまでカミさんも頑張っていたのですが、とうとう矢尽き刀折れたらしく、ベッドに潜り込んでしまいました。入れ代わりに、夕方から眠っていた息子が、ニコニコしながら上機嫌でお目覚めです。

そしていま、彼は私の傍らで、カミさんの作ってくれていたうどんを食べています。ひとしきりお腹がふくれたらしく、少しだけ残して、いまはオレンジジュースを所望。「飲んだ!」と実況してくれます。

テレビは38ch。amcに合わせています。良く判りませんが、アメリカ映画だけを放映しているチャンネルのようです。American Movie Channelの略でしょうか?

いまは、ロビン・ウィリアムズ主演の”What Dreams May Come”を放映中。インターネットで調べたところ、邦題は『奇蹟の輝き』。1998年の作品のようです。

始まって30分と経たないうちに、生涯の伴侶と出会い、結婚し、子どもに恵まれながらも息子が亡くなり、挙げ句にロビン・ウィリアムズ演じる主人公まで不慮の事故で亡くなってしまいました。いまは自らの死を受け入れた主人公が、イニシエーターと思しき準主役の役者さんと、なにやら口論の真っ最中です。

敢えて、映画評は見ないようにしています。どことなく「映像美だけが先行した、コンテンツに乏しい作品」と酷評されそうな展開ですが、私にはなかなか面白く思えます。「夢オチ系」や「あの世モノ」が好きな私にとって、この展開は、悪くない(ちなみに『未来世紀ブラジル』『ジェイコブズ・ラダー』、邦画では『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』などでしょうか)。

人の好さそうなロビン・ウィリアムズが哀しい憂い顔を見せるだけで、充分に切なくなります。

キアヌ・リーブス主演の『JM』に、記憶をインデックスするためのパスワード代わりに、テレビのワンシーンを記憶させるシーンがありました。米国滞在のひとコマが、偶然に合わせたチャンネルの幻想的な映画によってインデックスされる….その映画は、どうも家族を扱ったものらしく、また傍らのベッドには私のカミさんと子どもがグースカ眠っています(さきほど、息子も歯を磨いて、再びベッドに入りました)。

これだけ感傷的な思いに浸りながら、いまようやく気が付いたことですが、「憶えていたのは私だけ」という哀しいインデックスでもあるのでした。なにしろ、ふたりとも熟睡していますから(泣笑)。

Mat0041

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