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必然の音。

  • March 4th, 2005 (Fri) 20:07
  • 音楽

Mirror001

ioさんの最新エントリーにPat Metheny Groupのことが書かれていたので、思わず連動です(ioさん、すみません)。

Pat Methenyというギタリストを最初に知ったのは、矢野顕子さんの名作、”Welcome Back”(1989)でした。その1曲目、”It’s for you”という曲のなかで、ギターを奏でているのがPat Methenyです。

これほど心揺さぶられる曲を他に知りません。しかも歌詞は「愛してる、いつの日も」という、たった一言だけ。それが矢野さんのピアノとPat Methenyのギターによって、なんとも官能的な響きを奏でます。

さすがにそのときはCDのジャケットをくまなく読み、ギタリストがPatであること、PMGというグループを率いる世界的なミュージシャンであることを知りました。

私自身は、それほどPatのアルバムを持っていませんし、「名盤」と言われる作品は他にもあると思うのですが、なんと言っても、ソロアルバム”Secret Story”(1992)に尽きるのです。

ioさんもおっしゃっているように、1枚のCD全体がひとつの作品であり、世界観です。曲順を入れ換えたり、抜粋したりできません。つまり、すべてが「必然」なのです。

とくに”Secret Story”の4曲目、約10分に及ぶ”Finding and Believing”など、そのドラマティックな展開はもとより、微細な音の一粒一粒が、「こうでしか有り得ない」必然性を持って迫ってきます。

単にドラマティックなだけの音楽は、感動も大きいぶん、飽きるのも早いですし、またその日の体調如何によっては、粘り着くような情緒過多症が鼻につくときもあります。しかし、この”Finding and Believing”だけは違います。「鳥肌が立つ」と言いますが、何度聴いても、総毛立つ自分を抑えられません。そのくせ、毛羽立った神経を落ち着かせるのに、何度お世話になったかしれません。

そうか・・・・最新作が出たんですね。これは、買わねば。

Kobe009

Comments:8

marin 05-03-04 (Fri) 21:58

marmotbabyさん、こんばんは。
“It’s for you”の話なら黙ってはいられません。大好きな曲です。思い出しただけでどきどきしてきました。まさに、「心揺さぶられる」音楽です。

Pat Metheny Group は、ヘヴィ過ぎる気がしてあまり聴きませんでした。私が若過ぎたのでしょうか。充分すぎるほど歳だけは重ねましたので、今なら丁度いいかもしれません。近いうちに是非聴いてみようと思います。

ところで、ioさんがECCOのioさんだったと初めて気が付きました(ごめんなさい。時々お邪魔していたのですが、勝手に『ECCOさん』だと思っていたのです)。

marmotbaby 05-03-05 (Sat) 0:14

marinさん、こんばんは。
黙っていないで下さい(笑)。 そうですか、marinさんもお好きですか。
“It’s for you”、いま聴いても、鳥肌が立ちますよね。「官能的」という表現は、女性からご覧になったとき、どのように響くのでしょう? 当たっているでしょうか? 別の形容もあるように思うのですが、巧く表現できる言葉が見あたらず…..。

“Secret Story”は、是非、お勧めします。ただ、聴くときのシチュエーションも大事かも。誰にも邪魔されず、できれば、眠る直前、80分近くを聴覚だけに集中し、音の粒に身を委ねる必要があるかもしれません。
もっとも、いまとなっては、こういう時間を持てること自体が、最高の贅沢なんですけどね(笑)。「邪魔」あつかいしてはいけないけど、「子ども」という名の怪物に…..。

io 05-03-05 (Sat) 0:46

こんばんは。エントリを読みました。それとコメントありがとうございます。

そうですか。矢野からIt’s for youですか?矢野を語ると僕はいくらでも(笑)アッコちゃんもpatの大ファンなんですよね。僕もそのCDは持っていますけど、一曲目にIt’s for youが入っていたときには小躍りしました。

Secret Storyはすごく良いです。彼のSecret Story LiveはあのCDの音を完全にライブで再現していました。完璧でした。

それと…この場をお借りしてmarinさん、こんにちは。来ていただいていたようでありがとうございます。広いようで狭いblogの世界で、うれしく感じます。

ECCO 05-03-05 (Sat) 0:47

the way up/pat metheny group

4年ぶりのPMGの新作。Pat Methenyっていうギタリストはとてつもなくすごい人で、技術面はもちろんのこと、音への造形が非常に深いと思う。jazzっていう…

complex_cat 05-03-05 (Sat) 7:04

こんにちは。1976年のJapanese Girlをリアルタイムで買って聴いていた人間です。English sideはリトル・フィートの片面,洋楽を中心に聴いていましたので,実はそれが目的。Japanese side「大いなる椎の木」がまぁ当時の日本の音楽シーにあって一番‘普通の曲’でした。ともかくぶっ飛びました。友人に貸しましたが,「理解不能」と言われて戻ってきました。
 今や死語となった「ニュー・ミュージック」ということばは,最初はユーミンではなく,当時にあって,分類不能であった彼女の音楽に付けられた名称でした。それ以降とびとびには,アルバムを買っていましたが,ここを読んで,久しぶりにアッ子ちゃん,聞いてみたくなりました。

marmotbaby 05-03-07 (Mon) 0:12

ioさん、C_Cさん、こんばんは。

ioさん、marinさんとお知り合いでしたか。本当に、広いようで狭いですね。嬉しくなります。
‘”It’s for you”って、Pat Methenyのオリジナルだったんですね。し、しらなかった….。もちろん、オリジナルには、アッコちゃんの歌詞など無いのでしょうが…..。勉強になりました。Secret Storyをライブで聴かれたとのこと。あの音を完全に再現するなんて….生で聴かれたんですね。うらやましい!
(”As a Flower Blossoms:I am running to you”で、”幻”のように聴こえるアッコちゃんの歌声は….)

C_Cさんも、アッコちゃんフリークでしたか(死語?)。私の場合、アッコちゃんは『グラノーラ』以降なんです。正確に言うと、LOVE三部作あたりまで….。ここ最近は、気になりつつも、縁遠くなっていました。LOVE三部作、切なくて良いですよ。

io 05-03-07 (Mon) 12:44

こんにちは。そうなんです。It’s For Youはpatとlyleの共作です。それが入っているアルバムのエントリを書きました。ぜひ、手に入れて聞いてみてください。最近のpatとは少し違います。牧歌的です。それに若さがあります。

As a Flower Blossomsの矢野の声はwelcome backのお返しだそうです。

矢野と言えば、「ごはんができたよ」あたりはいかが?お子様がいらっしゃるようなので、ぐっと来る曲が詰まっています。坂本龍一がbackupしていた頃の矢野のアルバムは凄まじくすごいです。わたくし、強烈なYMOフリークでして、すべてがリアルタイムでした。

marmotbaby 05-03-07 (Mon) 13:41

ioさん、こんにちは。
最新エントリー、拝見しました。ご紹介頂き、ありがとうございました! これはもう、聴き比べるしかありませんね。あとでポチっとするつもりです。
以前、marinさんへの返信コメントにも書いたのですが、私もなにを隠そう(前を隠そう)YMO世代です(S.S.や三宅裕司のS.E.T.も含めて)。何年か前、YMOのCDのラベルに”オールド・テクノ”なる分類がされていて、のけぞったこともあります。
矢野さんの魅力….語ればキリがありませんが、「女性であること」「母親であること」を、これほどまでに愉しんでいる人はいないような気がします。年齢を重ねるごとに、美しさが増してゆくのも魅力ですね。70年代〜80年代のアルバム、今度、聴いてみます。

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